【 AEセンサによるベアリング異常監視装置 】
AEとはAcoustic Emissionの頭文字をとったもので、物理的意味は固体(ベアリング素材である金属等)の変形及び破損に伴って開放される音響放射エネルギーです。その周波数は数kHz~数MHzまで広範に分布発生します。本装置は350kHz以上の高い周波数分析及び波形処理をして検出信号としています。機械の振動の影響は受けることなく高信頼性があります。
【 特 長 】
1、ベアリングの異常(クラック発生時等)に起こる AE(アコースティック・エミッション)波エネルギーを、本体前面部の波形モニターで確認することができます。
2、AE信号で特殊な処理をしているので、外乱音・振動などの影響を受けません。
3、既存の機械にも簡単に取り付けることができます。
4、本装置を取り付けることにより生産性が落ちることがありません。
5、センサケーブル断線検知機能付きです。
【 仕 様 】
検出方式 | AE(アコースティック・エミッション)方式 |
検出分解能 | 1μm2 (ベアリング異常発生時におけるクラック面積)
*諸条件等によります。 |
表示 | AE波形リアルタイム表示(液晶モニター) |
検出信号応答性 | 0.2ms(リレー出力10ms以内) |
判定出力 | リレー(保持) |
使用温度範囲 | -10℃~+50℃ |
電源 | AC100V±10%以内 |
本体寸法 | 145(W)×110(H)×169(D)mm *突起部等を除く |
センサ寸法 | ・20Φ(径)×20(H)mm:標準感度型
・20Φ(径)×38(H)mm:高感度型(アンプ内蔵) |
アナログ出力 | DC電圧出力 0V~+約10V |
センサ断線機能付 | オープンコレクタ(NPN)出力 |
*高感度型(アンプ内蔵型)は、型式:AE-15MAになります。